笹米クラブとは
Sasabaseは先祖代々の米農家です。
昔から村のみんなで協力し合って水路を整備し棚田を護ってきました。
初谷川を流れるきれいなお水が源泉かけ流しのように注がれよく肥えた土で育つお米はやっぱりここでしか味わえない美味しさです。
田んぼのお仕事は冬以外はずっと続きます。
田植えと稲刈りしかご存じない方もたくさんいらっしゃると思いますが、田植えと稲刈りは米作りでは実は軽作業なんです。
秋の稲刈り後から土づくりが始まりますし、草刈りだって真冬以外はずっと必要です。
うちのような小さな農家には機械も揃っていないので肥料を撒くのも全部人力。
肥料は酪農をやっている知人にお願いし牛糞を1tほど運んでもらって、一輪車で何往復もして撒きます。
幸いトラクターはあるので、田おこしは機械にお願いします。
田んぼに水が入るのは毎年6月1日と決まっています。
その前に3月くらいから山に入って貯水池の草刈りや水路の掃除をします。
傾斜角度30度ほどのところで草刈りしたり、冬の間に溜まった土砂を人力で書き出すのは重労働です。
6月1日、いよいよ送水開始!水門が開けられます。
棚田なので、上から順に水が入っていき、順に代掻きをします。
水が入っても直ぐに田植えはできないのです。
トラクターで攪拌してトロトロの土にしながら田んぼをならしていきます。
それから2~3日後にやっと田植えです。
水が入った田んぼには毎年、カモが泳ぎにきます。
田植えは機械で出来ますが、Sasabaseでは一部、田植え体験として手植えもしています。
田植え後も水路点検やら草抜きやら、畔の草刈りやら日々の作業をしつつ秋の収穫期を迎えるのです。
Sasabaseには100年以上の羽釜が残っているので、お外で羽釜で炊いたご飯を楽しんだりもしています。米作りは大変な作業ですが、頑張ったあとの夕日はとってもきれいで心から癒されます。Sasabaseでは菓子製造免許を取得した米粉工房を設置しました。まだ構想段階なのですが、Sasabase米で地域のお菓子を作ってみたいと思っています。
笹部の景観維持には棚田を護る必要があります。
稲作はとっても大変な作業ですが誰かと一緒にやると結構楽しかったりします。
地域の高齢化により米作りをする人が減っています。
また、米づくりで生活するのは結構難しく、笹部のような小規模の場合は赤字です。
それでも棚田を護りたいので頑張っているのです。
一緒にお米を作って美味しいご飯を食べませんか?
必要な経費を出し合って、できる範囲で作業に参加して、そんなサークル活動もいいかな…と思っています。
ご興味ある方からのご連絡をお待ちしております。